職人による制作の現場を大公開!
高品質にこだわっています。
通常大量生産する今治製タオルを一枚一枚から丁寧に印刷、加工、縫製しております。
【今治市のタオル工場での工程一覧】
※クリックで各工程へ移動します。
【工程について】
今治市は日本有数のタオル産地です。町全体がタオル制作の分業で成り立っており、特殊加工の大型機械をもつ「蒸し屋」さんは町に3〜4件しかありません。
また縫製屋さんも限られており、繁忙期(7〜8月ごろ)は他のタオル工場から注文が殺到するのでどうしても時間がかかってしまいます。
【検品について】
検品は当店での検品も合わせると、
合計で5回行います。
もし検品で不良があった場合は最初から作り直しをいたします。
なお、その場合は最優先でやり直すことをタオル工場側と契約しております。
紡績会社から届いた糸(「チーズ巻き」と呼ばれます)糸は日本国内の紡績会社から仕入れます。海外の紡績会社と違い、品質にムラがありません。綿は春と秋にとれますが、春と秋では品質に違いが出る場合があります。日本の紡績会社は同じ品質のもの同士で均一にしてくれます。
整経(せいけい)とは製織(せいしょく)の準備工程で、タテ糸(経糸)の 本数・長さ・張力などを揃えて生地の状態にする事をいいます。
糸を束ねて反物にしていきます。 この時点でできあがった反物は色は「きなり」に近く、 毛も立っていてインクジェットも染み込まず、不純物も多い状態です。
タオルのパイル地の片面をスパイラルカッターで毛足を1/3〜2/3をカットし、 ベルベットのような手触りにすることを「シャーリング加工」と言います。 2回シャーリングしたあと、洗って毛を立たせて、もう1回シャーリングします。
- カットは3回行います
- このスパイラルカッターでカット
- シャーリング済みの生地
できあがった反物はそのままではインクジェットプリントができない状態です。まずは漂白剤で色を白くした後、洗って乾燥。その後さらに、専用の薬品(人体に無害です)につけてシワを伸ばして乾燥させ、不純物(油分など)を取り除いてインクジェットのインクがのる状態にしていきます。
- 専用の薬品につけて洗います
- シワを伸ばしながら乾燥します
- 乾燥終了後、生地が束ねられています
- 真っ白な美しい反物ができあがりました
- 晒、前処理の工程を経て真っ白で不純物のない美しい反物が出来上がりました。 この状態になってようやくインクジェットのインクがのる様になります。
取り除いた不純物は専用の浄化装置を使い、綺麗になった水だけ今治市を流れる蒼社川(そうじゃがわ)に戻しています。
- 専用のろ過装置
- バクテリアで不純物を分解
- 今治市を流れる蒼社川
印刷する前に生地にホコリ・毛・糸などがのっていないかチェックします。
ココロコのタオルが印刷されていきます専用の大型インクジェットプリンター (画像右側)で印刷し、その後乾燥機 (画像左側)で乾燥します。
正しく印刷できているかチェックします。
100〜110程度の温度で蒸して印刷した色を生地に定着させる「蒸し加工」を施します。 これにより、洗濯しても色落ちしにくいタオルとなります。
蒸し加工の機械外観
蒸し加工機械の中の様子です
蒸してから洗い、乾燥させます。定着しないインクを洗い落とし、分離させます。
- 専用の大型洗濯機で洗います
- タオル専用の大型乾燥機で乾燥させます
余分なインクがちゃんと洗い落とせているかどうかチェックします。
人の手によって丁寧に一枚一枚縫製されていきます。
- 耳部(長い方の辺)の縫製
- ヘム部(フチ部分)の縫製
間違いなく縫製できているか、汚れなど付着していないかチェックします。
袋に詰めて後は出荷を待つばかり検品を終えて、商品ごとに袋詰めをして 出荷されていきます。
生地の裏に青い染みが・・・生地の裏に青い染みがある場合(画像参照) など検品で不良があった場合は最初から作り直します。